虹のきれはし

人魚が逃げた

青山美智子著。PHP研究所の本です。
舞台は銀座で、インタビューに謎の王子が「人魚が逃げた、タイムリミットは5時」と話しているのを青年が聞きます。
そこから1時間ごとに主人公が変わる連作短編です。

これは自分で持ってきた本です。
読むきっかけはスマホゲーム「メルクストーリア」を好きな人(知らない人)が、似ている雰囲気でおすすめとツイートしてるのを読んだ……だった気がします。
ファンタジー要素と現代が交差する設定はポイントが高いですね。
ただ、主人公たちが少し愚かすぎるというか、コミュニケーション不足だったりが目立ちます。読むのが恥ずかしくて嫌になるシーンもそこそこ。
そして、その心変わりの描写もわざとらしいところがありました。
私にはあまり合わなかったです。

「香り」の科学

平山令明著。講談社の本です。
タイトル通り、香りを科学的に扱った本です。
香料の取り出し方、香りを鼻や脳が感じる仕組み、分子構造がどうとか、けっこう難しいことを話している本です。

理系科目(化学?)の基礎があればもっと読みやすいのかもしれませんが、理科実質小卒レベルの私にはなかなか難しかったです。
ただ、興味関心のある題材で科学を扱っている本を読んだことで、もっと勉強したいという気持ちが湧いてきました。私は香水のレビューを読むのが好きなのです。
「鏡像異性体」という気になるワードが出てきました。ちょっと形が違うだけでそんなにも性質が違うことが不思議です。
鏡像といえば「鏡の国の生き物をつくる」という本が気になってるんですよね。鏡像を扱ったSFだったかな?
いつか読みたいな。
また、「非時香菓(ときじくのかくのみ)」のことも知れてよかったです。日本書紀に出てくる橘のことです。
橘は自分の愛着あるオリキャラの苗字なので、勉強になった。

悪口ってなんだろう

和泉悠著。ちくまプリマー新書の本です。
悪口とは何か、どうして悪いのか、どこからどこまでが悪口なのか、なぜ面白いのか……という疑問に答えてくれる本です。
著者は悪口の定義を「人を傷つける言葉」や「悪意の有無」ではなく、「人を他の人と比較して劣った存在を言う言葉」としています。

読んで、「私を馬鹿にしているような気がしてたあいつは、やっぱり馬鹿にしていたじゃないか!!」という気づきが得られました。
気づいて嫌な思いをするというよりは、すっきりした。
わりと最近の本(初版2023年)であるためか、トーンポリシングやシーライオニングなど(Twitterの邪悪な男女論界隈とかで)よく聞くけど意味がよくわかってない言葉に軽く触れる部分などもありました。
勉強になる。

たやすみなさい

岡野大嗣著。書肆侃侃房の本です。
内容は短歌?詩?よくわからないんですけど、短い文がたくさん書いてある本です。

半分くらい読んで脱落しました。
私が読むにあたっては、「短すぎて心に響く前に言葉が終わってしまう」という問題と、「そもそも共感できることがあまり書いていない」という問題があるように思います。
「刺さる」という定番の言葉と比較しつつ表現すると、撫でられてすこしくすぐったくなって終わる感じです。
内容とはあまり関係がないのですが、装丁がすごく綺麗です。
表紙に散らばった星やなんやらが箔押しでキラキラ輝いています。
一見の価値あり。

MOGUMOGU食べ歩きくま(2)

ナガノ著。講談社の本です。
ゆるい画風のシロクマのキャラがおいしいものを食べにいろんなところを旅するエッセイです。

1/3ほど読んで脱落。あまり頭に入ってきませんでした。
楽しそうなのはわかるんだけど、興味関心がなかなか持てなかったです。
3枚くっついたフライヤーを渡されるくだりなど、面白いシーンもちゃんとあるんですけど、全体的には事実を羅列した日記のような要素が強いかなあと思ってしまいます。
主人公のシロクマのキャラが、ほっぺたがピンクの幸せそうなシーンが多くてかわいいです。

まだまだ読みたい

脱落したものも併せてではありますが、結構読みましたね。
選んでくれた人の選書がよかったです。
さらに持ち帰りも許可してくれたので、「残像に口紅を」「月の影影の海(上) 十二国記」「改訂版 マーケティング用語図鑑」も今後読む予定です。
楽しみ!

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